プロジェクト概要
所在地 福岡県北九州市
街区面積 42,174m2
計画戸数 106戸
設計年度 1990年

【造成設計と設計マニュアル】
(1990年:宮脇檀建築研究室)
特徴
青葉台ニュータウンの分譲事業が順調に進み、関係者がさらにグレードの高い住宅地を分譲しようという企画に基づいて建設されたクラスターコモンの住宅地プロジェクト。区画整理の代行事業者の集合換地を二次造成して、曲線道路に従って5戸から10戸で囲まれるコモンにより構成されている。通常の区画道路による宅地率を維持して(宅地率77%)、コモンをつくりだしている。分譲は最初に第1期モデル住宅11棟、第2期モデル住宅9棟を住宅生産振興財団がコーデイネイトを行い、青葉台ニュータウンの保留地分譲に参画している住宅建設会社が建設を行った。その他の宅地は詳細な敷地内のガイドラインと設計マニュアルに基づき、設計審査と調整を繰返す条件付き宅地分譲で時間をかけて住宅建設が進められた。分譲時の設計マニュアルは後にほとんど全てが建築協定となり、全国でもまれな詳細な項目のルールとして、住民管理組合によって運用されている。

【マスターアーキテクト】
(1993年〜:アーバンセクション)
特徴
「青葉台ぼんえるふ」は各区画の中での建物の配置や駐車場の位置、外構植栽に対して図示したガイドラインと建物設計に関する詳細な設計マニュアルを作った。販売開始の1993 年には住宅生産振興財団がモデルとして建売り分譲を行ったが、以降は条件付き宅地分譲として現在に至っている。各住宅建設者は建物の確認申請前に図面審査を受けなければならない。当初は区画整理事業組合の販売代行業者が行っていたが、継続して組合解散後は「青葉台ぼんえるふ住民管理組合法人」が行っている。実際の実務としての設計調整と図面審査は当初は宮脇檀建築研究室が、それを継承して有限会社アーバンセクションが行っている。

【住民組合活動支援】
(2002年度、2005年度、2009年度、2010年度:アーバンセクション)
特徴
青葉台ぼんえるふ住民管理組合法人の環境管理に関する住民活動を専門家として支援したプロジェクト。活動資金は2002年度の「福岡県美しいまちづくり大賞」受賞時と2005年度の住宅生産振興財団の「住まいのまちなみコンクール」受賞による活動支援金と2009年度と2010年度の国土交通省の担い手支援制度の採択によった。建築協定を住民にわかりやすく解説したパンフレット作成、高齢化にともなうバリアフリー外構の改造手引書作成、外壁の塗替えのための吹付けサンプルづくりや、3台目の駐車場の景観的影響に対するワークショップなどを行った。また最近は宮脇檀建築研究室が街づくりを行った「シーサイドももち」や「コモンライフ新宮浜」との交流も始まった。

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