プロジェクト概要
所在地 千葉県千葉市
街区面積
計画戸数 17戸
設計年度 1987年

特徴
民間デベロッパーが区画整理の手法で開発した大型住宅地を分譲するに際して、当時宮脇檀建築研究室は街並づくりの設計アドバイスを行っていた。そのようななかで、マーケットリサーチの結果が反映された平均60坪程度の規模の宅地が、この住宅地だけでなく千葉全体の宅地開発の基準になっており、供給過多に陥っていた。このプロジェクトはそのような状況から、平均面積180坪という大規模宅地に宅地割りを変更して、お屋敷街を計画しいうという企画に基づくものである。各住宅の建物の設計は宮脇檀のマスターアーキテクトの下、各住宅設計者を集め、設計調整会議を通して進めていった。特に道路に対する宅地高低差の処理方法、建物の後退や下屋の見え方などで調和のとれた家並みを作り出している。さらに高さの調整された道路沿いの塀とその外の植栽帯などで、お屋敷街らしい通り景観を作り出している。

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