プロジェクト概要
所在地 福岡県北九州市
街区面積
計画戸数 67戸
設計年度 1977年

特徴
この業務を通して、戸建て住宅地の街並景観形成に重要な原理となる「セミパブリックスペース」が発見され、論理的に位置づけされた。それまでの住宅建設会社の住宅分譲においては、標準的な宅地造成の宅地に、個別に住宅を建て、外構を工事して分譲を行い、同じ道路沿いに複数建設する場合も、連続する通り景観をつくる意識はあまりなかった。既存の住宅地の戸建て住宅地の通り景観の分析を行うことによって、道路沿い1m程度範囲内の構造物や植栽などが、通り景観を作り上げる極めて重要な部分であることが発見された。その部分の高木、生垣、門塀、門灯などは個人の所有物(プライベイト)ではあるが、公的な通り景観(パブリック)をつくりだすのに重要な要素となるので、それらが所属する半公共的な道路沿いの領域を「セミパブリックゾーン」と規定した。このプロジェクト以降、多くの分譲計画に対して、街路灯を兼ねる門灯、並木道を形成するシンボルツリーなど、私有地の外構要素を統一することによって、道路環境をつくりだす手法が全国に伝搬する。

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