プロジェクト概要
所在地 東京都世田谷区
敷地面積 180.09m2
延床面積 177.93m2
設計年度 1997年

特徴
世田谷区の典型的な住宅地の一角にある宅地に対する一戸建て住宅の設計。玄関と浴室を共有する2世帯住宅。道路斜線と北側斜線によって形づくられる法定基準最大のボリュームから決定するボックスシルエットの総2階の住宅は、このような50坪程度の宅地に建つ建物のプロトタイプとして、この辺りのような戦後の住宅市街地に定着している。この設計ではそのような建物の形態を基本に、外観上は街並に同化する方針をとった。しかし軒先や開口部回りの納まり、バルコニーやパーゴラなどの装置の取り付きで、ありきたりのシルエットを陳腐なものにならないようにした。内部は集成材などを用いて、法定で与えられた最大空間がそのまま確保できるような居室空間とした。

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