プロジェクト概要
所在地 山梨県北杜市
街区面積
計画戸数 1戸
設計年度 2007年

特徴
小淵沢にある100年以上の歴史を持つ民家の改築設計。もともと田の間構成の伝統的民家を改修しながら住んでいた親の家を、代が替わり週末住宅として利用するために部分的に改築したもの。ダイニングに改修していた部屋とそれにつづく和室10坪程度を壁、床、天井共に改築した。庭に面する部分に開口部を広くとるために柱を移設し、テラスも設置して障子だての主開口部とした。天井は全体的に上げて梁を一部表しとして、一部はトップライトの光を落し、明かり格子天井とした。床はフローリングとしたが、一部薪ストーブのためのコーナーはインド砂岩で床と腰壁をつくった。建具は以前のガラス障子を残した。経年変化を経て建物の部材は垂直、水平でないため、家の中に新たに部屋を作ったような工事であったが、新旧のコントラストが味わい深いインテリアになった。

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